polaris7onigawara7’s blog

私が積み重ねてきた小さな経験が少しでも誰かの役に立ちますように。🍀

空き家①-6

こんばんは。
 広い敷地に廃車になった車を3台、現在も乗っている軽自動車とバイクの残骸が数台置いてある老朽化した家屋で一人で暮らしている人ついてお話しします。
 電話で自分の事を屈託無く明るい調子で語ってくれたGさんですが、ご両親のことをお聞きすると30年以上も昔から、日本でこういった問題があったんだと分かった。
 Gさんの祖父はこの自宅の敷地で廃品回収業をされていた。現在は広「庭」に見える敷地はかつて廃品を山積みにしていた場所だった。母屋の後方に大きな倉庫のように見える建物が会社で、そこでおじいさんが仕事していた。
 Gさんのお母さんには兄と姉達がいて結婚して家を離れ、体に障がいのあったお母さんがGさんの祖父の元で暮らし、30歳代でお見合い結婚し祖父の事業を継いでくれる婿養子を迎え入れGさんが生まれた。Gさんは一人っ子。
同居している祖父母が健在で父親も生きている時はまずまず幸せだったようだ。だがそんな時間はそんなには長くは続かず、年を重ねるごとに重くなっていったお母さんの体の不自由さを小学生だったGさんが支える生活が始まった。最初は自分で歩けていた母が最初は家族やGさんが手引きで歩き、杖をつき、次にシルバーカーや歩行器を利用し、遂には車椅子を使うようなっていった。これらの話は決してGさんが成人後のことではなく、小中高校時代のことです。祖父が娘の将来を託して婿取りしたGさんのお父さんは早くに亡くなり、Gさんはお母さんのヤングケアラーになった。

♦車椅子も敷地のあちこち2台、玄関にあがり框に1台ある。

ヤングケアラーについて

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