こんばんは。
今年は秋が短いようで朝の冷え込みが身にしみバイク通勤を余り楽しめていません。
前回、空き家だと思っていた古い家に人が住んでいて、ポストに入れた自分の名刺を見た家主から電話があったことまでお話ししました。
『家政婦は見た』か『家政婦の三田（みた）』ばりに、あふれる好奇心で恐る恐るこの家主さんと雑談をしながらこのおうちに住んでいる理由を聞きました。
私「黒のアリストの車がおいてあるうちですよね？電話を下さってありがとうございます。」
家主「おー。うちに帰って来たらよ、ポストに名刺が入っていて電話をくれって書いてあっからさー、かけてみたんだよ。何か用なの？」
私「あっ、えー...アリスト、かっこいいですね。でもナンバーが外してあるという事は廃車にしたって事ですよね。もったいないですね。。いつも仕事でお宅の前を何度も通りすぎているので気になって。。」
家主「へー。車が好きなの？車体のエンブレムを外してあるのによくアリストだって分かったね。」
私「あの車の顔が個性的なので車名を知りたくてGoogle画像検索をして知りました。でも最初検索したときにはレクサスが出てきてどういうことなのかなって謎が。。」
家主「あーそれはね、実はレクサスの初期モデルがアリストGSだったからだよ。」
私「エンブレムを外したのはどうしてですか？」
家主「あーあの車は中古車なんだけど、前の所有者がそれ系の人でさー...。」
私「”それ系”って...？」
家主「”走り屋”ってことだよ。フロントから見たら分かるんだけどさ。タイヤも改造してあってさ、ハの字になってるのに気付いたかい？シャコタン（車高短）になってるんだよ。」
私「タイヤをハの字にすることに何か意味があるんですか？」
家主「あはは、意味はないよ。だけどさそれが走り屋とかヤンキーのその頃の流行りだったんだよ。ハの字にするとタイヤの消耗が早いし、車体にも負荷をかけるし、乗り心地もすごく悪くて道路の凹凸の振動を普通のタイヤ以上に感じるんだよ。」
私「車が何台も置いてありますけど、すべてGさん（名前を聞いた）のものですか？」
Gさん「あーそうだよ。onigawaraさんも車が好きなの？」
私「そうですね、好きか嫌いかで言えば好きですね。まあ個性的な車を見る側ですけど。あとナナハンとスクーターの残骸が何台が見えますが、Gさんのですか？」
Gさん「おー、onigawaraさんバイクも好きなんだね？すごいね。」
私「私も通勤で原付ですけど乗ってるんですよ～。（どや顔）Gさんちにある車って走り屋の車ばかりですね。スプリンターとか。。」
Gさん「あーそうだねー。走り屋系の車は全部で四台もっていて、そのうちの二台は売っちゃったけどねー。ドリフト走行とか好きだったからねー。今は卒業したけど。」
私「えっ！？ドリフト走行なんて、そこらの道路で出来ないんじゃないですか？」
Gさん「あー走り屋仲間で埠頭に集まってやったり、夜中にここの近所でもやってたんだよ。」
この後もテンションぶち上がりな話をGさんからかれこれ1時間ほど聞きました。
来週もこのGさんについてお伝えします。単なる”走り屋”だった話で済まない事情がありました。
注）違法な車体改造は周囲の走行車に迷惑をかけるだけでなく、運転している自分の命を危険にさらすことになりかねませんので、やめましょう。特にタイヤをハの字にすると不測の走り方をするそうです。
今日もブログを読んで下さり、ありがとうございました。
