こんにちは。
今日のタイトルは『はみだしっ子』※(三原順さんの漫画「はなとゆめ」に1975-1981連載)から頂きました。単行本として絶版になっていますが、出版元の白泉社が
文庫全6巻で出版されているシリアス社会派少女漫画です。
久しぶりに長男と近所の川辺を長距離散歩して疲れ果て二度寝してしまいました。
長男はきちんと頭と心に刻まれると家族の誰よりも忠実に実行します。
昨夜、長男と晴れていたら早朝に散歩する約束をしていたのに、母は寝坊して5時過ぎに長男に起こされて渋々散歩に行きました。
保育園の年少さん時代は少人数のアットホームな保育環境のおかげで、親の目からはそれほど気にならなかった発達の遅れの特性や彼の自閉症的特性が年中クラスに進級した頃から少しずつ目立つようになってきました。一人遊びを好み、運動会やお遊戯などの集団行動時のその場で求められる行動とはちがう行動。気が進まないと座り込むなどです。絵本は大好きでひたすら興味のある本を読みあさるが、保育士の先生が読み聞かせしてくれる本が自分が興味のないものだったりすると他のお子さんが座っていられるのに、長男は我慢ができずにふらふらとどこかに行ってしまう。
鼻水がでていて自分でも気になるらしく拭き取りたかったのでしょうが、どう拭き取ってよいのか分からないのか、保育園園庭から各クラス入り口に設置された靴底の泥ふき用の人口芝生に鼻付近をなすり付けて鼻水をぬぐう...。この光景はクラス保育士と面談時に、年中さん担当の保育士から「ほらonigawaraさん、k君はいつもあんな感じなんですよ。他のお子さんと違うでしょ?」と言われました。
...その時にこみ上げてきた感情は、kの行動に対する恥ずかしさなんかではなく、
以前から違和感を感じていた担任の保育士さんへの憤りでした。過去にもお迎えに
行くと冬の寒い時期でもトレーナーのしたから白い下着がびろーんと出っぱなし、
食事を食べた後に口周りを拭き取ってくれなかったのか、食べかすが乾燥して
こびりついていたり等々が結構あり気になっていました。
保育園にお世話になっていると言う負い目があったので、onigawaraはずっと気になっていた事についてその保育士さんに言えませんでした。
でもさすがにその時は勇気とか腹立ちとかを超えて疑問を投げかけてみました。
「先生は垂れている鼻水の対処の仕方がわからない幼児に対して教えることはしないのですか?保育園は単に預かるだけの所なんですか。教育以前の生活行動については野放しなんですか?迎えに来てもだらしない服装のまま返される事も実はずっと気になっていました。沢山のお子さんを保育して忙しいのは重々承知していますが、どうなんでしょうか...。」
保育士さんは慌てて「いえ、いつも放っておいている訳ではないんですよ。k君、
鼻水はこうやってティッシュでちーんしましょうね、ね?」と教え始めました。
怪訝そうな顔のk。恐らく初めてその保育士さんから教えてもらったのでしょうか。
その後は仕事が終わり保育園に迎えに行っても下着のシャツがびろーんと出ている回数が激減しました。決して「保育士」を非難しているのではなく、担任だった保育士さん
のお話ですので、どうか誤解されないようお願い致します。
そろそろkについて少しずつ書き記してゆきます。でも飽きたら違うことも書きます。
核家族で子育てをしているお母さんやお父さんに少しでも参考になれば幸いです。
子育ては真剣に取り組むと意外と荒波がおおいと思います。たとえ我が家のkのように
発達障害がなくても、我が家の長女ラスカルのように比較的育てやすい子供であっても
学校と言う名の「社会」のなかで泣いたり怒ったり、笑ったりと色々とありました。
今日も読んで下さり、ありがとうございます。
※『はみだしっ子』思春期前の4人の少年が主人公である。それぞれの複雑な事情で、親に見捨てられたり、親を見限ったりして家出し、共同生活を送ることとなった彼らの心の彷徨と成長が描かれている。