おはようござます。
務め先の長や系列のデイサービスの管理者がコロナ陽性で欠勤となってから10日間以上が経ちました。昨年から施設でコロナ陽性患者が複数の人数で2回発生し、そのたびに施設№2だった人物が迅速にゾーニングや陽性者を特定のユニットに集中させ、人の流れの遮断をし他の入所者や職員への感染の拡大を最小限に食い止めてきた。今回はそのかつての№2の助けは得られなかった。この№2は組織のなかで少数派を排除・排斥する集団の犠牲となり、ある意味左遷されてしまった。確かに職員への指揮・指示の仕方は元（もと）ヤン（元ヤンキー）の名残りを感じさせるような荒っぽさやパワララフレーズが垣間見られた。けれども、その短所は圧倒的でスピーディーな行動力と組織のまとめ方や実行力で問題を解決へと導いて行く長所によって打ち消されてしまうことがあった。欠点のない人間なんていないのに。なぜ排除の流れは止まらないのか。将棋ではどうなのか。「金（きん）」は自由自在な動きができるけれど一足飛びの動きはできない、「香車（きょうしゃ）」はひとっ飛びの動きは出来ても前に一直線にしか動けない。ましてやonigawaraのような「歩（ふ）」は、ひとマスずつ前にしか進むことが出来ない。それぞれ強みや弱点を持った人間の集まりがある目的に向けて動くから、急激な外的環境の変化や内部での問題について持ち味を活かし、解決のアプローチが生まれる。
何かを「悪」と看做して排除することは簡単だけれど、そんな事を繰り返した果てに何が残るのか。それこそ、『そして誰もいなくなった』※（アガサ・クリスティ著）になる訳です。今日もひとけのすくない職場でぼちぼち頑張ります。(^^;)
