polaris7onigawara7’s blog

私が積み重ねてきた小さな経験が少しでも誰かの役に立ちますように。🍀

the starry night ~Don Maclean(シンガーソングライター)の『Vincent』を思い出して~

 20年以上前に購入した日本の風景写真カレンダーの中に「ふたご座流星群の夜」と言うタイトルの写真があった。切り抜いて今も我が家のトイレの壁に飾っている。
2023年の12月はそのふたご座流星群が最もきれいに見える年だとネットで知しりました。その写真の撮影地は夫の出身県の山奥。夫の実家もなだらかな山に囲まれた盆地の田舎ですが。。
 いつかその場所に星を見に行きたい!そう夫に言い続けてきたが山奥で泊まるとこってないような場所だからダメだよ、と却下され続けてきた。
私もだんだん年を取ってきて以前よりはフットワークも軽くない。近眼・老眼・乱視のトリプルセット。おまけに日中の太陽の逆光や夜間の対向車のヘッドライトに長時間さらされると涙目&眼精疲労MAX。(/_;)
 夫の帰省ついでに勝手に宿を予約して家族で行くしかない!トイレの写真を気に入ってくれていた長女と共に、かの写真の撮影地を調べ、その場所に近い宿を予約。
昨年夏に我が家に来た茨城県生まれの保護犬は家族になくてはならない存在となり
どこにでも一緒に連れて行く。今回も東京から西へひたすら西へと9時間近く車で移動。
名にし負う「美しい星の町」だった。天文台まで続く街灯のない真っ暗な夜道を子供達が照らすスマホのライトを頼りに犬を連れて歩いた。まだ1歳半若いワンコは家族全員と散歩できるのが嬉しいのかテンションが高くどこに行くのかも分からないのに、ぐいぐいリードを引っ張って前進して行く。

車で山奥に行く途中から東京ではお目にかかれない星の輝きには気が付いていたけれど、ここは別世界。私がうっかりテーブルにぶちまけてしまった多量の白ゴマのような空のありさま。。
家族全員が息をのんで見上げる満点の星宙(ほしぞら)。閃光が私の頭に走り、Don Macleanの『Vincent』(フィンセント・ファン・ゴッホの作品『星月夜』を想定した)の曲が流れ出した。
「Starry starry night~♪ 略 Now I understand what you tried to say to me, How you suffered  for your sanity, How you tried to set  them free, they would not listen, they did not know how.」(星の降る夜。略 今なら僕にも分かるんだ、君(ゴッホ)の伝えたかったことを。真実を見つめた自分にどれほど苦しんだことか・・。その真実の声を伝えようとしたけれど、人々は耳を傾けようとはしなかった、君の真実の声が分からなかったんだ。」

 

 ・・・家族全員で同じ星宙を見上げていても、それぞれが違うことに思いを馳(は)せているかもしれない。美しい星々について感動を共有しながらも、その星の向こうに寄せている事は違うかも知れない。
私自身が家族には言わないまま頭の中にDon Macleanの曲がendlessで流れていて自分の青春時代にこの曲を聴いたときの感動を思い出していた。

なぁんて格好つけてみましたが、私が星空を背景に記念撮影をしようとワンコを抱き上げようとしてワンコが脱走!暗闇の中を思う存分走り回り、疲れ切って長女の元に戻ってきた。散々夫に注意されてあげく、我が家では誰もiPhoneも望遠レンズ付き一眼レフもなく型の多少古いスマホで撮影したので、星どころか家族の顔も分からない写真が残っただけでした。。☆彡

 

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