polaris7onigawara7’s blog

私が積み重ねてきた小さな経験が少しでも誰かの役に立ちますように。🍀

8月6日、77年目の広島原爆の日に

こんにちは。

 今朝も5時過ぎに長男に起こされ、川沿いを往復1時間かけて散歩して来ました。
昨日は期末試験最後の受講科目の試験を終え実家に来た長女と深夜2時過ぎまで話しこんでしまいました。高卒認定試験に手応えを感じて「余裕だぜ」とかふかしている厨二病の長男の笑顔を見てonigawaraもほっとし、ついつい夜更かしモードに。

 昨日8月6日、少し遅めの朝食の準備にとりかかるついでにテレビを付けると、広島原爆記念式典で小学生2人の作文の朗読が終わり岸田首相の演説が始まるところでした。  今年は10数年ぶりに国連事務総長も出席し、首相の後にグテーレス事務総長、広島市長の演説でした。岸田さんの演説※1要旨は、原爆投下で亡くなった大勢の広島市民への哀悼から始まり、被爆者へのできうる限りの社会保障の「保証」と、核廃絶という茨の道を日本が歩む覚悟の宣言で終わりました。他方アントニオ・グテーレス氏の演説要旨※2は、広島(と長崎)で原爆が投下された当日の描写から始まり現在の核兵器保有国の動向について伝え、そして彼独自の視点からの提言、そして日本の若い世代への願いで結んでいる。
.....なんだろう、この違和感は。。原爆被害国・日本代表者(かつ広島選挙区出馬)である岸田首相のメッセージは、誰もがなんとなく勘づいている「決して実現することがないであろう美辞麗句で彩られた決意表明」になってしまっている。他方のポルトガル元首相から国連事務総長になったグテーレス氏のメッセージは、現実を見据えた上で彼なりの現実的な「アジェンダ」※3を提唱している。続く松井広島市長も核兵器廃絶の提唱を決して”絵に描いた餅”にさせないと言うメッセージがよみとれた内容だった。岸田首相の演説から発信されたメッセージは、平和と平和な状態から生まれる芸術や文化(サブカル文化)を作り出せる生活の永続を願う世界の人々の心に届き響くことがないかもしれないと感じた。
...それでもなんでもいいので、岸田首相頑張って下さい。加えて申し上げるなら、世界へ向けての演説はもっと人の心を揺さぶるような内容にしないと、そしてもう少し練習しておかないと印象に残りにくいですよ。

※1岸田総理「核兵器の惨禍繰り返してはならない」平和記念式典であいさつ(2022年8月6日) - YouTube
※2【原爆の日】国連グテーレス事務総長挨拶「若い世代の皆様へ。被爆者の方々が始められた任務を成し遂げてください」/被爆77年 広島平和記念式典 - YouTube
※3アジェンダ(agenda)とは「実行に移されるべきこと」を意味するラテン語が語源