polaris7onigawara7’s blog

私が積み重ねてきた小さな経験が少しでも誰かの役に立ちますように。🍀

「乙武ひろただ」と小鳥とonigawaraと ~みんな違って、みんないい~

おはようございます。

 今朝のタイトルは童謡詩人の金子みすゞさんの詩

私と小鳥と鈴と』から頂きました。原文を掲載します。

「私が両手をひろげても、お空はちつとも飛べないが、

飛べる小鳥は私のやうに、地面を速くは走れない。

私がからだをゆすつても、きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴は私のやうに たくさんな唄は知らないよ。

鈴と小鳥と、それから私、みんなちがつて、みんないい。

 昨夕の渋谷駅前での参議院選に立候補した「乙武ひろた

さんを応援する一般の方の3分間の応援演説と乙武さんの選挙

事務所でのトランスジェンダーの金澤さんの「そういう社会は

終わりにしようよ。」を聞いて金子みすゞさんの上記の詩を

思い出しました。

 乙武さんが参議院に立候補したことで、ながい長い間息苦しく

つらい人生を送ってきた人達が勇気を持って公衆や社会に向かって

堰を切ったように、自分たちの声を伝え始めました。

 同調圧力・忖度しあいの社会を続けていては、日本は沈没してし

まいかねません。

国際協力に巨額のお金を投じる前に日本人そのものが消滅してしまう

危機が、今ここにあることを政治家や経済人に実感して頂きたいです。

こどもを生みたくても生めない経済環境や子供達が生まれ持つその個性や

資質をのびのびと伸ばしずらい教育環境、働く人達がその個人因子(障害)

に沿った働き方や人生のステージ(段階)に合わせた働き方の選択がしず

らい社会、これら全てを放置していたら、マクロでは気が付きにくくても

ミクロの部分から日本は崩壊して行きます。

 「参議院 議員選挙選挙公報」にざっと目を通しましたが自分の

足もとから困っている事を訴えている立候補者の声は胸に響きます。

 みんな違って、みんないい

とはいえ、その人達がまとまらないと国政を改革できないのも事実です。

参議院選終了後を見据えながら、多様性が日本を活性化する鍵である

事を絶対に忘れずに、大きな政策ポリシーをまとめて行けますように。

 

金子みすゞは1903(明治36)年に生まれ、26歳で早逝しました。

山口県長門市仙崎の実家はもともと金子文英堂と言う書店でしたが

2003年に「金子みすゞ記念館」に生まれ変わりました。

大正初期から昭和初期にかけて「童謡詩人の巨星」と賞賛され、

記念館は金子みすゞの世界観が表せるように工夫されており、

金子みすゞが執筆した部屋も残されています。

仙崎というまちそのものがみすゞを敬愛している事が分かりますよ。